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人類の行き着く先は神聖なる喜劇か、災厄による悲劇か──。

天使に意思などない
天使に情などない
天使は神にはなり得ない
彼女は選ばれた
聖なる神の御使いに
彼の魂宿る器に
運命に従う神の玩具に

救世主は救済者ではない

全ては尊き我が主の愛の為に
全ては完全で唯一なる創造主の御心のままに
最低で最凶である唯一無二の災厄の望むままに

​〈悲劇とするか、喜劇とするか。それは君次第だよ、ノア〉-???

​Story

『ヴァルミナ旧教』

 それはこの世界で一番の信者数を誇る宗教だ。それは勿論のあ達の住む中央大司教区も例外ではなく、聳え立つ大聖堂は純白と金色で統一されており、咲き誇る一面の青薔薇と美麗な噴水、そして十字架はヴァルミナ旧教の規模の大きさを象徴するには十分過ぎる壮大さだった。

しかし一見美しいその宗教はどうやら、一部の間で密かに“殺人宗教”と噂されているらしい。

 行方不明の親友を探し、噂を頼りに大聖堂に乗り込んだのあは『祓魔棟』と書かれた“存在しない階”に迷い込む。

──そこには攫われ、囚われた悪魔や異教徒達が非人道的な実験を受けたり無慈悲に惨殺されたりした痕跡が、血みどろで絶望に満ちたあまりにも現実離れした光景が広がっていた。

第三位【神】ヴァルノエル

災約聖書

サイコ/ホラー/サスペンス/スプラッター

序章/A,B,C,D,E
​本章/A,B,C,D,E 他『最終章』S

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