……のあ、のあ、起きて。
声がする。それは落ち着いていて、綺麗な男性の声だった。目を開けると、暗闇の中、白い光がこちらを覗き込んでいた。
「……誰?」
──私は、貴方。
貴方は、私。
大丈夫、貴方なら、今度こそ。
だから恐れないで、目を開けて。
貴方は、───────