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episode:00 プロローグ

 ……のあ、のあ、起きて。


 声がする。それは落ち着いていて、綺麗な男性の声だった。目を開けると、暗闇の中、白い光がこちらを覗き込んでいた。


「……誰?」


 ──私は、貴方。

貴方は、私。

大丈夫、貴方なら、今度こそ。

だから恐れないで、目を開けて。

貴方は、───────

​© 2025 ヰ嚢
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